
昼間の喧騒が静まり、夜の帳が下りる頃、「門司港レトロ」はやさしい灯りに包まれた幻想的な表情を見せてくれます。
明治・大正時代の面影を残す赤レンガ造りの建物、関門海峡から吹き抜ける心地よい潮風、そして食欲をそそる地元グルメ。
今回は関門海峡ミュージアム、ビアレストラン、門司港レトロ展望室を巡り、様々な角度から門司港の魅力を堪能する至高の「夜景フルコース」をご紹介します。
【前菜】VIP気分で味わうパノラマ!閉館後の関門海峡ミュージアムを貸切

通常17時に閉館する「関門海峡ミュージアム」ですが、「絶景とディナーのマジックアワー・ツアー」に参加すると、閉館時間後の館内を特別にツアー参加者のみで貸切で楽しむことができます。

他の観光客がいない最上階のデッキに立ち、刻一刻と深まりゆく空の色を眺めていると、幻想的な「関門海峡・夜の絵巻」が静かに幕を開けます。

夜の海に揺れる光、静かに行き交う巨大な貨物船、遠くに瞬く下関の街灯りと関門橋のライトアップ、星屑を散りばめたようにキラキラ輝く景色を眺めながら、ドリンク片手にぼんやりと過ごす時間は、日常からふっと解き放たれるような、贅沢なひとときです。
【メイン】芳醇なクラフトビールと夜景の共演!「MOJIKO BEER HOUSE」で味わう至福のディナー

関門海峡ミュージアムを後にし、夜風を感じながら赤レンガの通りを歩いて向かうのは、門司港発のクラフトビールブランドが手がけるレストラン「MOJIKO BEER HOUSE」です。

吹き抜けが印象的な1階とは対照的に、3階は落ち着いた木の温もりを感じる空間です。
大きな窓の向こうに広がる関門海峡の夜景が、最高のデコレーションとして店内を彩ります。

上質な空間に入り、席に着いたら、迷わずきめ細やかな泡のクラフトビールで乾杯!
ドイツ産モルト、アメリカ産ホップ、日本の酵母を使用し、ヨーロッパの技法で少量生産される「門司港ビール」は、醸造からお客様の口に届くまで、「できたて」の味わいを追求しています。
一気に湧き上がる麦とホップの香りが口の中で広がり、乾杯の声を上げた後、思わずじっくりと味わいたくなるその一杯は、心ときめく夜をさらに盛り上げてくれます。

ビールに欠かせないのが美味しいおつまみです。
自社の加工肉ブランド「METZGEREI M(メツゲライ M)」が手がける前菜盛り合わせは、ヴァイツェンやペールエールなど、各ビールの個性を引き立てるよう考案された逸品揃い。
ハムやソーセージ、レバーパテはどれも絶品で、最初の一皿から思わず食欲をそそられます。

今回のコースは、自慢のクラフトビールも楽しめる嬉しい飲み放題付き。
写真を見ながらタブレットで簡単に注文できるのもポイントです。
前菜盛り合わせから、温泉卵のシーザーサラダ、鹿児島産「霧島豚」の手作りソーセージ、ふぐのフリット、マルゲリータ、そして鉄板リブロースステーキ……と、締めの門司港名物「焼きカレー」!
熱々の鉄板がカレーの香ばしさをいっそう引き立てます。
コース全体を通してもボリューム満点で、お腹いっぱい楽しめること間違いなし!

料理を楽しみながら、ふと窓の外へ目を向けると、灯りに彩られた港の夜景が。
店内の賑やかな雰囲気と絶景が完璧に響き合う「美食・美酒・美景」の三重奏が、まさに五感を満たす至福のひとときをもたらしてくれます。
【デザート】宝石箱のように輝く日本新三大夜景!「門司港レトロ展望室」で甘い余韻を

「夜景フルコース」の締めくくり(デザート)は、レストランのすぐ隣にある「門司港レトロ展望室」へ。
地上103メートル、31階の高さから門司港の夜景を一望でき、異なる角度からその美しさを堪能できます。
まるで宝石箱から溢れでるような輝くこの絶景を擁する北九州市は、2022年に「日本新三大夜景都市」の全国1位にも選出されました。

三方のパノラマが広がる展望室では、門司港が誇る絶景を存分に楽しむことができます。
ここはカップルのデートスポットとしても人気。
館内で販売されている「ハート型の南京錠」をロックすれば、旅の思い出を形に残すこともできます。

また、展望室内のカフェでドリンクやスイーツを楽しみながら、静かに夜景を眺めるのもおすすめ。
ガラスへの映り込みが気になる方には、100円で利用できる遮光用の撮影補助機材の貸出サービスがあり、カメラでもスマートフォンでも、プロのような夜景写真を収めることができます。
【番外編】まるでタイムスリップ!夜の「門司港レトロ」を散策

豪華な「夜景フルコース」の後、余韻を感じながら、「門司港レトロ」エリアを散策してみましょう。
「旧大阪商船」や「旧門司税関」、「大連友好記念館」などの赤レンガの建築群は、ライトアップでより一層輝きを増し、その優雅なシルエットは昼間と全く異なるロマンチックな表情を見せてくれます。

水面に映る港の灯りがゆらゆらと揺れ、まるで絵画のような美しさ。
静かな港町を歩くと、ふとタイムスリップしたかのような気分になり、歩くたびに門司港の歴史の風情が伝わってきます。
展望室からホテルまでの道のりをゆっくり歩いて、一日の旅を締めくくりましょう。
心に刻まれる「門司港・夜の旅」


視覚・嗅覚・味覚を満たす、洗練された門司港の夜。
神秘的な関門海峡ミュージアムの貸切から始まり、展望室からの夜景で幕を閉じます。
特別な空間の中で、門司港の夜を深く味わうひととき。
昼間は各スポットを巡り、門司港百年の歴史に触れ、夜はこのプランで日頃疲れた自分を癒やしてみませんか?
忙しい旅の合間に、あえて優雅な「余白」を。
心ほどける門司港の夜旅を、ぜひ体験してみてください。
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